米国株、ダウ反発70ドル高 押し目買いで、上値に重さも ナスダック続伸 – 日本経済新聞



【NQNニューヨーク=戸部実華】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発した。前日比70ドル57セント(0.3%)高の2万4211ドル48セントで終えた。前日まで続落したのを受け、押し目とみた買いが入りやすかった。個別で材料が出た銘柄にも買いが入った。ただ米政治を巡る不透明感から上値は限られた。

 先行したアジアや欧州の主要な株式相場が上昇し、米国株にも買い安心感が広がった。電力部門の人員を大幅に削減すると発表したゼネラル・エレクトリック(GE)が上昇したほか、これまで売られた銘柄にも見直し買いが入った。

 原油先物相場が反発しエクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー関連株が買われた。米長期金利の上昇(債券価格は下落)を背景に、利ざやが改善するとの期待から金融のゴールドマン・サックスが買われ、指数を押し上げた。

 もっとも、上値を追う勢いは限られた。米連邦政府の暫定予算が8日に失効するため、米議会は政府機関の閉鎖を回避するために期限内につなぎ予算を可決する必要がある。上院の可決には野党民主党の協力が必要で、先行き不透明感から様子見姿勢が根強かった。

 米税制改革法案は上院案と下院案の調整が始まっており、進展を見極めたいという投資家が多い。8日には11月の米雇用統計の発表も控えており、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースを見極めようと積極的な取引が手控えられた面もあった。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前日比36.466ポイント(0.5%)高の6812.841で終えた。フェイスブック、グーグルの持ち株会社アルファベット、アマゾン・ドット・コム、アップルなど主力株の一角が上昇して指数を支えた。

 業種別S&P500種株価指数(全11業種)では「資本財・サービス」「素材」「IT(情報技術)」など9業種が上昇した。一方「生活必需品」と「電気通信サービス」は下落した。

 7日朝に市場予想を上回る増収増益決算を発表した1ドルショップを展開するダラー・ゼネラルが買われた。前日夕発表の決算が好感されたほか、アナリストが目標株価を引き上げたスポーツ衣料のルルレモン・アスレティカも高かった。

 ダウ平均の構成銘柄では、建機のキャタピラー、スポーツ用品のナイキ、クレジットカードのビザなどが上げた。

 一方、1株利益が市場予想を下回ったネットワーク機器のシエナは売られた。

 ダウ平均の構成銘柄では、飲料のコカ・コーラ、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、半導体のインテルなどが下げた。




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