(朝鮮日報日本語版) 右翼発言で物議の日本人医師、『昭和天皇独白録』原本を落札(朝鮮日報日本語版)



 「アウシュビッツや南京の虐殺は捏造(ねつぞう)」と主張して物議を醸している日本の有名整形外科医が6日、ニューヨークのボナムス・オークションで、昭和天皇の太平洋戦争回顧談を記録した『昭和天皇独白録』の原本とされる文書を27万5000ドル(約3110万円)で落札したとNHKなどが報じた。競売自体はわずか2分で終わったが、競争は激しく、最終落札価格は事前評価額の倍近くにまで上昇した。

 文書を落札した高須クリニック院長の高須克弥氏(72)は、格闘技大会「K1」のリングドクターも務めた有名人。愛知県の医師一家の生まれで、昭和大学を卒業した後、整形外科病院を開業した。1970年代に包茎手術を普及させ、90年代には顔全体に手を付けるのではなく一部だけに手術を施す「プチ整形」ブームを起こした。

 テレビにもひんぱんに出演する人気者だが、脱税や右翼的な発言で何度も物議を醸した。2015年にはツイッターで「ドイツのキール大学で僕にナチスの偉大さを教えて下さった黒木名誉教授にお会いした」「南京もアウシュビッツも捏造だと思う」などと書き込み、先月には米国美容外科学会(AACS)から除名された(編注:原文ママ)。

 オークションの後、高須氏は日本メディアに「金には変えられない、日本の心」「昭和天皇のひ孫に当たる悠仁親王(11)に贈りたい」と語った。ただし、現行法上は皇族に高価な贈り物をすることは禁じられており、皇室の図書館などに寄贈する案を検討しているという。

 『昭和天皇独白録』は、1946年に昭和天皇が2度にわたり計8時間、側近に「戦争は軍部の決定にどうすることもできず引きずられただけ」などと口述した内容を記録したもの。当時、宮内庁職員で外交官出身の寺崎英成氏(1900-51)が鉛筆で書き留めた。

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