原油価格への悲観消える 売りポジ減少、ヘッジファンド強気



 原油価格に対する悲観的な見方が消え、再び1バレル=50ドル近辺で推移する中、売りポジションが減少している。

 価格下落を見込む売りポジションが減り、ヘッジファンドは原油価格に対してここ3カ月で最も強気な姿勢を示している。シェールブームが鈍化し、市場が均衡に近づきつつある兆しが表われていることから、原油価格は先週、週間ベースで8.6%上昇した。

 ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(米マサチューセッツ州)のマイケル・リンチ社長は電話インタビューで「価格が底値に近づきつつあり見切りを付ける時期だと市場関係者が感じ始めた」と指摘。市場が再び均衡するかは懐疑的な見方があったが、「市場関係者は実際に均衡に近づいていると思い始めつつある」と述べた。

 下げ止まりの兆しは各地で表われていた。

 サウジアラビアやクウェート、アラブ首長国連邦(UAE)は原油輸出を減らす方針を表明。米ハリバートンはシェールオイル探査会社が「ブレーキを踏んでいる」と述べ、米コノコフィリップスやノルウェーのスタトイルは設備投資計画を削減した。米国の原油在庫は1月以来の低水準に落ち込んでいる。ロシアのノバク・エネルギー相は、原油市場が7~12月(下半期)にさらに急速に均衡に近づくと見通した。

 米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の買越残高は25日終了週に11%増加し23万8501枚。売りポジションは22%減り、6月末時点の半分未満の水準となっている。買いポジションは0.2%の減少。(ブルームバーグ Jessica Summers)




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