米大統領、経済成長について「とても良い数字」 リスク抱える前のめり発言



 トランプ米大統領は15日、米経済成長に関する「とても良い数字が」近く発表されると述べた。4~6月期(第2四半期)の話なら恐らく発言通りになるだろうが、実際に数字が発表されるのは約6週間先だ。

 ホワイトハウスにトランプ大統領のコメントについて説明を求めたが、現時点で返答はない。エコノミストは4~6月期の米国内総生産(GDP)伸び率は、減速した1~3月期(第1四半期)から回復すると広く予想している。今年初めにGDP伸び率の足かせとなったのは、比較的温暖な天候による光熱費の減少など一時的要因だと見るアナリストが多い。

 ブルームバーグ・ニュースが今月集計したエコノミスト予想中央値は、4~6月期GDPは前期比年率2.4%増と、1~3月期の1.2%増の2倍の伸びが見込まれる。リセッション(景気後退)が終了した2009年以降の平均伸び率は2.1%。アトランタ連銀が算出するGDP予測指標は、4~6月期が3.2%増としている。トランプ政権は数年以内に3%の持続的成長の実現を目指している。

 トランプ大統領はホワイトハウスでのイベントで、「とても良い数字が発表されることになると思う。ちなみにそれは非常に近い将来で、GDPに関してだ」と述べた。

 こうした見通しには注意が必要だ。4~6月期はまだ半月残っている上、商務省が統計を発表する7月28日までに、雇用や消費、生産、インフレに関する新たな数字が発表され、アナリストは成長見通しを微調整するだろう。さらに、貿易や在庫など振れの大きいGDP構成項目がデータに影響し、必ずしも経済の実態を反映しなくなる可能性もある。(ブルームバーグ Scott Lanman)




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