米FRB、政策金利を維持、FOMC成長減速は「一時的」 6月利上げ有力視



 【ワシントン=小雲規生】米連邦準備制度理事会(FRB)は3日の連邦公開市場委員会(FOMC)で主要政策金利の水準を0・75~1・00%に据え置くことを決めた。一方、会合後の声明では1~3月期の成長率の減速は「一時的なものだ」と分析。景気の先行きへの強気な見方を維持し、段階的に利上げを進めていく方針を示した。市場では次回6月13、14日のFOMCでの利上げが有力視されている。

 FRBは前回3月のFOMCで3カ月ぶりの利上げを実施したばかり。物価上昇率が目標の2%に届いていないことなどを理由に緩和的な金融政策による経済活動の下支えが必要だとしている。景気を冷やす効果があるFRBの保有資産の規模縮小にも手をつけなかった。金融政策の維持は全員一致で決められた。

 声明は米国の1~3月期の成長率が0・7%となり、前期(2・1%)から大幅に落ち込んだことについて「経済活動が減速した」と分析した。ただし労働市場の改善が続いていることも強調しており、「経済活動は緩やかなペースで拡大する」との見通しを維持した。

 また1日に発表された3月の個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比1・8%増となり、2月の2・1%増から鈍化したことについては、「中期的には2%周辺で安定する」との見方を示した。




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