カンボジア、水力発電開発で漁獲量最大70%減



 カンボジアは、メコン川の水力発電開発計画が全て実行された場合、水産業や農業などが打撃を受ける恐れがある。メコン川流域のカンボジア、ラオス、タイ、ベトナムの4カ国で構成するメコン川委員会(MRC)は、水力発電がカンボジアの国内総生産(GDP)に与える損失が30億~50億ドル(約3349億~5581億円)に上ると試算している。現地紙プノンペン・ポストが報じた。

 MRCによると、メコン川には現在、11の水力発電開発計画がある。MRCは、ダム建設によってメコン川の養分や堆積物の流れが変わり、魚の生息数が激減して流域の漁獲量が最大で70%減少すると予想した。

 それに伴い、食料価格が上昇するなどして、メコン川本流の周辺住民の生活に影響が及ぶとしている。

 MRCは、こうした脅威を未然に防ぐ策として、流域4カ国によるメコン川の集合的な管理体制の改善や、4カ国共同での開発や計画などを挙げた。そのほかにも、水力に対して競争力のある新エネルギー技術の導入などを提言している。




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