結構当たる! 経営者たちの銘柄選択眼(会社四季報オンライン)



 2018年の株式相場が始動した。今年は明治維新から150年目、そして来年の新しい年号に向けての移行期に当たる節目の年で、我らが日本の証券市場も開場140年の大事な節目を迎える。2018年1集(新春号)の四季報コメントでも、「周年」や「○○年ぶり」など節目を感じるキーワードが多いのは、今年は何かと「節目」が重なる年だからかもしれない。

 その節目となる2018年の株式相場はどうなるのだろうか。さっそく日経平均株価の展望から考えてみたいのだが、実は私は日経平均株価が史上最高値の3万8915円を付けた1989(平成元)年に証券会社の内定をもらっているので、いわば「すっ高値」をつかんだ「最も相場観のない」人間の一人だ。社会人のスタートからしてそのような境遇だったため私の日経平均予想など当たったためしがない。

 そこでまずは私の相場観を入れずに、戦後の1949(昭和24)年に株式市場が再開してから約70年の日経平均株価のデータを参考にした同指数の年間変動率をチャートにしてみた。

 このチャートは前年末の株価を「1」として、1月、2月、3月……の各月終値の月間騰落率の70年分の平均をつなぎ合わせて、日経平均が年間でどのような動きをしたかを「見える化」したものである。

 図のほぼ中央を走る灰色の線は過去70年間の日経平均株価の平均的な年間チャートを示していて、たとえば前年末「1」でスタートした日経平均は12月終値では10%上昇した「1.10」となるのが平均的な姿だったということである。

 その上下にある赤色系の2本の線は、各月の騰落率のばらつきの大きさを表す「1標準偏差=±1σ(シグマ)」で、青色系の線は標準偏差を2倍した「2標準偏差=±2σ」を示したものだ。確率論でいえば日経平均の年間の変動は、赤色の「1標準偏差」の範囲内に68%の確率で、青色の「2標準偏差」の範囲内に95%の確率で収まるというもので、1でスタートした日経平均は年末には0.98から1.21の間に95%の確率で収まっていたというものだ。

 そして緑の線が2017年の日経平均の実際の推移だ。10月までは「1標準偏差」の範囲内で推移したのち、11、12月は上昇し最終的に+19.1%のパフォーマンスで終えたが、それでも「2標準偏差」の範囲内で収まった。つまり昨年は、10月に史上初の16連騰を演じるなど年後半に急騰したイメージがあるが、統計学的には年間を通じて“想定内の動き”だったことがわかる。

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