2018年は「適温相場バブル」がやって来る! (会社四季報オンライン)



 秋から盛り返した2017年の国内株式市場。2018年の相場見通しについて、東海東京調査センターの中井裕幸専務取締役に聞いた。

 ーー2018年はどんな相場になりそうですか。

 「ブル(強気)・ドッグ(戌)」の年ですね(笑)。2017年は熱すぎず冷たすぎない”適温相場”でした。その特徴はじわじわと長期にわたって株価が上昇していくというものです。従来の感覚ですと「長く株価上昇が続いているのでそろそろ下落」となりますが、上昇トレンドが”延命”すると見ています。

 ーー適温相場が形成されている要因は何にあるのでしょうか。

 世界経済が「長期安定化(グレートモデレーション)」の状態に入ったからです。「超安定化」ともいいます。これはGDP成長率の変動率縮小とインフレ率の安定基調を指した言葉で、2004年にFRBのバーナンキ議長(当時)がこのタイトルで講演したことで有名になりました。

 なぜ今「超安定化」しているのか?  それは(1)景気が成熟化している(=過熱しない)、→(2)原油価格が上がらない→(3)物価が上がらない→(4)金融緩和状態が長期化する(=早期に引き締める必要がない)ということだと思います。

 ーー目先の2018年前半はどうでしょうか。

 前半はいったん調整でしょう。2017年末はアメリカの減税期待を織り込んで上昇していたので材料出尽くしとなりそうです。しかし、まだ次の材料・金融規制緩和が控えています。2018年は中間選挙の年なので、人気取りのためにさまざまな手を打ってくるはずです。

 トランプ政権は多くの問題を抱えていますが、減税や規制緩和などレーガン元大統領の政策(レーガノミクス)と似たようなことをやろうとしています。1981年にレーガン大統領が誕生して以来、NYダウは1000ドルから1999年の1万ドルまで、18年間で10倍にもなりました。2018年の前半は上値が重くても年央にかけて再上昇が期待できます。前半の調整は押し目買いで対応するのがよさそうです。

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