年収300万円からでも貯まる貯蓄1,000万円への道 第55回 実録! やっぱりあった「貯まる人」の共通点



私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。

また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。

「貯め下手さん」にも「貯め上手さん」にも共通点がある

主婦の方を読者層とする雑誌の仕事で、長年、家計のやりくりの取材をさせていただいています。このコラムの連載で、これまでにも何度も書かせていただいていますが、家計のやりくりが苦手でお金がちっとも貯まらない「貯め下手さん」にも、家計をやりくりして賢くお金を貯めている「貯め上手さん」にもそれぞれ共通点があります。

常日ごろの取材でそれを実感しているのですが、つい最近、取材させていただいた貯め上手さんのお話を伺っていて、つくづく共通点を痛感しました。

「貯まる人」の共通点とは? (画像はイメージ)

まわりに左右されない”自分基準”をもっている

取材させていただいた方は30代前半の若い主婦の方。共通点その1は、”自分基準”をもっていること。「みんながもっているから」「はやりだから」「自分だけもっていないと、ママ友からヘンな目で見られるかもしれないから」という理由でモノは買いません。

都心から少し離れた所に住んでいるので、同じ地域に住んでいる人は、車を一家に1台、2台もつのが一般的なのですが、彼女の家は車をもっていません。「もっていない」というよりも、「あえてもたない」のです。その代わり、駅から徒歩5分の所に家を買いました。

ダンナ様にお弁当をつくっているのですが、見た目よりも、朝作るのがラクなことを優先。おかずはショウガ焼きの肉や前日の煮物の残りなど。卵焼きはだし巻き卵ではなく、細切りにした玉ねぎ、ピーマン、にんじんをいためて、卵をからめたもの。見た目はイマイチですが栄養的には◎。

「お弁当はデコらない、茶色いお弁当でもよし」というのが、彼女の自分基準なのです。

ケチではないけど、ムダは出さない

貯金が貯まっている人は、決してケチではありません。必要なことにはお金を使いますが、ムダなことには使わないのです。”ムダ”とは、もともと無用なものですから、なくても困らないもの。外出先でペットボトル飲料を買わないためにマイ水筒を持参する、何となくテレビをつけっぱなにしない、シャワーを出しっぱなしにしない、特売につられて日用品のストックを買いだめないなど。ムダにお金を使いません。

固定費を見直す

貯め上手さんが必ずといっていいほど実行しているのが、固定費の見直し。スマホ代や保険料などは自動引き落としで、勝手に口座から引かれていることが多いので、金額に鈍感になりがちです。また、見直すには手間がかかります。その手間を惜しむか、エイッ! と気合いを入れて取り組むかが、貯まる人と貯まらない人の分かれ目かもしれません。

固定費を見直すのは面倒ですが、1回その手間を乗り越えれば、あとはな~んにもしなくても出費を抑えることができます。

使うときはド~ンと気前よく使う

ふだんはムダをなくし、固定費を見直して出費を抑えていますが、ここぞというときは惜しみなく使うのも、貯まる人の共通点です。彼女の場合は旅行。年2回の旅行を計画し、旅行中はお金のことは考えません。欲しいモノを買い、食べたいモノ買い、やりたいことをやってOK。ふだんムダにお金を使っていない分、気前よく使う楽しさも倍増するようです。

ムダなことにはお金は使いませんが、自分が本当にやりたいこと、欲しいモノ、必要なモノにはド~ンと使うという”メリハリ使い”です。貯め上手さんの共通点がすべて備わっている彼女が、ガッツリお金を貯めていることは言うまでもありません。

みなさんも「自分基準」「ムダは出さない」「固定費の見直し」「メリハリ使い」をふだんの生活の中で意識してみてください。

※画像は本文とは関係ありません。



村越克子
フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。


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