業績好調な小売株5銘柄に注目!



好決算を発表した小売企業5銘柄

2月決算が一巡しました。2月決算期の企業には百貨店やスーパーなどの小売業が多くあります。賃金が余り上がらず、消費者の財布の紐は固いといわれます。こうした中でも、付加価値をつけたり、魅力的な商品を出して売上高、利益を拡大している企業が少なくありません。そこで今回は、好決算を発表した小売企業5銘柄を取り上げます

しまむら<8227>


しまむらは低価格の実用ファッション衣料店「しまむら」を展開しています。「裏地あったかパンツ」などの売れ筋商品をお客さんが手に取りやすいようなレイアウトにした店舗改装を実施するなどで売上高が拡大。また、プライベートブランドを集約化するなどで採算が改善しています。17年2月期の営業利益は前年比22%増の487億円となったのに続き、今期は567億円(前期比16%増)、1株利益1047円を計画しています。

ニトリホールディングス<9843>


ニトリホールディングスは「お値段以上、ニトリ」で著名な家具・インテリアのチェーンを運営しています。SPA(製造小売り)という業態で、開発輸入が8割を占めています。企画力に定評があります。家具のほか、春夏向けの接触冷感機能を持つ「Nクール」など周辺商品も拡大。18年2月期は売上高5680億円(前期比11%増)、経常利益1000億円(同15%増)、1株利益614円を計画しています。今期で何と、31年連続の増収増益となります。年間配当は2年前が65円、前期が82円期は92円予想とこちらも着実に増えています。

良品計画<7453>


良品計画は「無印良品」ブランドで、衣料や雑貨、食品などに展開しています。品質の高さが評価されて業容を拡大しています。これまでは製造拠点だったアジアなどで経済力が向上しているため、販売拠点として有望視されています。海外での積極出店も業績に寄与しています。18年2月の売上高は3739億円(前期比12%増)、営業利益423億円(同11%増)、1株利益1078円を計画しています。営業利益は連続の2ケタ増で、最高益更新見込みです。

イズミ<8273>

広島県に本社を置き、中国・四国など西日本に総合スーパーを展開しています。ショッピングセンターは「ゆめタウン」、食品スーパーは「ゆめマート」のブランド。店舗は西日本のみであり、他地域の知名度は低いものの、売上高は7000億円規模と、コンビニ大手のローソン(前期実績6312億円)よりも多いんです。17年2月期は売上高7021億円(前年比5%増)、営業利益356億円(同12%増)となりました。営業利益は会社計画347億円を超過達成となっています。昨年9月に「ゆめタウン徳山(山口県)の開業や、既存店の増床やリニューアルを進めたことが寄与。また、買収したスーパーの損益改善も貢献しています。18年2月期は売上高7481億円(前期比7%増)、営業利益390億円(同9%増)、1株利益369.8円を計画しています。自社株の消却など株主還元にも前向きです。

オンワードホールディングス<8016>

アパレルメーカーの大手で、「23区」、「組曲」などのブランドが有名です。18年2月期に営業利益57億円(前期比36%増)を計画しています。売上高は2393億円(同2%減)と減少の予想ですが、これは不採算のブランドからの撤退が要因です。また、前期に物流を手がける会社を売却しました。今期の利益の拡大はこうしたコスト削減効果に加え、ネット通販の強化などが寄与します。ネットは在庫品を置く倉庫が不要で、採算が改善します。今後も通販に注力していく方針です。ネット通販の「オンワード・クローゼット」
https://crosset.onward.co.jp/【関連記事をチェック!】
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●文:和島英樹(わじま・ひでき)

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ラジオNIKKEI解説委員。現みずほ証券、株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブデスク。企業トップへの取材は1000社以上。近著に『NISAで賢い株式投資』(共著・旭屋出版)。担当番組に『和島英樹の週末株(ウィークエンド・ストック)!』(有料)、『マーケット・プレス』など。CFTe(国際認定テクニカルアナリスト)。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。




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