スズキ ワゴンRの新型と旧型を比べてみた



軽トールワゴンの代表格、スズキワゴンRを新旧徹底比較!

スズキワゴンRは軽自動車の主力車種。後席を含めて居住性が優れ、広い荷室にアレンジできる。収納設備も豊富に用意した。

スズキ ワゴンR新旧比較(画像250枚)

販売台数はさらに背の高いホンダ N-BOXやダイハツ タントの方が多いが、機能のバランスはワゴンRが優れている。N-BOXやタントに比べれば荷室が狭く、スライドドアも装着されないが、その分だけボディが軽く重心も低いからだ。ワゴンRは実用重視の軽自動車でありながら、走行性能や燃費も満足できる。

ワゴンRは新型を2017年2月に発売して、従来型と同様に高い実用性を備えながら、外観のデザインにも力を入れた。標準ボディのハイブリッドFZは、ハイブリッドFXやFAとはフロントマスクの形状が異なる。上級のスティングレーを含めて、3種類の形状を用意した。

また従来のSエネチャージと呼ばれる低燃費技術は、制御を変更してハイブリッドに進化させた。あくまでもマイルドタイプのハイブリッドだが、JC08モード燃費は33.4km/Lだから、全高が1600mmを超える軽自動車では最も優れている。

ワゴンRは先代型、2世代前の車種を含めて膨大に売れた。従来型からの代替えを考えている読者諸兄も多いだろう。そこでワゴンRの新旧比較を行いたい。

ボディスタイル/サイズ/視界/取りまわし性比較

軽自動車のボディは、どの車種も規格枠いっぱいの寸法で造られている。ワゴンRも同様で、全長の3395mm、全幅の1475mmは新旧ともに同じだ。全高は新型が1650mmで、先代型のFZやスティングレーよりも10mm低い。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2460mmだから、先代型に比べて35mm伸びた。

外観のデザインは、先代型と2世代前が似ていたこともあり、新型は大幅に変更された。標準ボディのFXとFAはシンプルで、ハイブリッドFZはランプの部分をボディ同色のパネルで上下に分けている。上側は車幅灯/ハイビーム/方向指示機で、下側にはLEDのロービームを装着した。先代型に比べて存在感が強い。

スティングレーは先代型との違いがさらに際立ち、LEDの車幅灯やヘッドランプを縦方向に配置して、中央のグリルとフロントマスクの厚みを強調した。

一般的に軽自動車やコンパクトカーのフロントマスクは、車幅をワイドに見せるため水平基調で仕上げることが多い。先代スティングレーはこの手法だったが、新型は縦基調を強めた。

初代ワゴンRは1993年に発売され、縦基調の潔いフロントマスクが人気を得た。新型のデザインには、標準ボディ、スティングレーともに原点回帰の傾向が見られる。

ボディ側面の形状も大きく変わった。前席のサイドウインドウは、下端の部分が前方に傾斜して躍動感を演出する。後席側は面積を少し狭め、中央のピラー(天井を支える柱)を太く見せている。

このデザインにより、斜め前方の視界は少し向上した。斜め後ろは後席のサイドウインドウを狭めたことで視界が心配されるが、実際に振り返ると、ヘッドレストの陰に隠れる部分を太くしたから意外に視界は悪くない。それでも後席に座ってスライド位置を前側に寄せると、開放感が少し削がれる。

最小回転半径は14インチタイヤ装着車が4.4m。ターボのスティングレーハイブリッドTが装着する15インチは4.6mだから、いずれも先代型と同じだ。ホイールベースは長くなったが、小回り性能は悪化していない。

進化度数:4点/10点(比べてようやく気付くレベル)

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