漫画「君たち」100万部 素直に謝れる人に 主人公の同世代にも反響



 約80年前に出版された名著「君たちはどう生きるか」の漫画化を契機としたブームは、主人公「コペル君」と同じ若い世代の心にも反響を広げている。

 多摩大経営情報学部4年の黒川歩花さん(22)は、母からプレゼントされコペル君と対話する「叔父さん」の言葉をまず読むように勧められた。

 「叔父さんの『立派そうに見える人』という言葉が印象に残った。それは優しそうに見えて本当は優しくない人。その“裏返し”の、困った人を助けられる人になりたい。何が正しくて何が悪いのかを判断して素直に謝れる人になりたい」

 横浜市神奈川区の男子高校生(18)は「考えるきっかけがたくさん詰まった本」との感想を抱いた。「コペル君の体験が教えてくれるのは、頭で良いことを考えていても、いざというときに表現できる勇気がなければ、結局意味がないということ。人と人との関わりの中で起きる難しい問題は、今も昔も変わらないんですね」と語った。




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